SiC MOSFET(1200V):Kia EV6 GT搭載ON Semiconductor製 パワーカード構造解析
Kia EV6 GT (WEB情報より) |
パワーカード外観 |
SiC MOSFET写真 |
レポート概要
Kia EV6 GTは、 2021年3月に現代自動車傘下の起亜自動車(Kia Motors)から発表され、2022年に発売された同社初のBEV(バッテリー電気自動車) Kia EV6の高性能モデルとなります。
同車のリアモーターを駆動するインバータは2台構成(Si-IGBT使用※+SiC MOSFET使用)となっている。通常出力時:インバータ(1台)、高出力時:インバータ(2台)にてモーターを駆動しています。
今回は、本インバータに搭載されているON Semiconductor製SiC MOSFETのパワーカードについての構造・プロセス解析レポートとなります。 ※Infineon社製のモジュール
製品仕様・特徴
型番:NVVR26A120M1WSS 1200V SiC MOSFETパワーカード 製品リリース日: 2022年 |
解析内容・結果概要
① 構造解析レポート 価格: ¥800,000 (税抜) 発注後1weekで納品
・トランジスタ面積を最大化するために2層メタルプロセスを使用している。
・SourceワイヤにはCuリボンを、ダイアタッチにはAgシンターを使用している。
・パワーモジュールにはDBC基板を使用しており、絶縁層はAl,N系である。
② プロセス解析レポート 価格: ¥600,000 (税抜) 発注後1weekで納品
・単位面積あたりのオン抵抗(RONxA:465mΩ・mm2)は、他社の第2~3世代のSiCプロセス相当になる。
・N-エピ(ドリフト)の厚さとドーピング濃度を抽出し、測定された耐圧BVdssと相関がある。
・製造プロセスフローとフォト/マスキング工程数を見積っている。
レポートパンフレット
SiC MOSFET(1200V):Kia EV6 GT搭載ON Semiconductor製 パワーカード構造解析
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