1200V SiC MOSFETs調査・ベンチマークレポート(2022年版)
背景
過去4年間で、SiCトランジスタはEV(電気自動車)で使用され始め、主要メーカーは技術更新を行いました(2016年のローム第3世代プロセスから2021年の新しい第4世代プロセス)。 エルテックは 2018 年以降、 これらの製品に関する重要な分析データと情報を蓄積しており、そのデータには中国のメーカー (BYD) や Tier 1 の自動車システム サプライヤー (DENSO など) が含まれています。
それらの情報を基に、2018 年度に作成した SiC MOSFET ベンチマーク レポートを更新し、2022年版の SiC MOSFET 技術調査およびベンチマーク レポートをリリースします。
調査結果
・SiCウェハの供給を確保するための買収・合併
・200mm SiCウェハ(WOLFSPEED)の生産開始
・用途拡大(EV、PV等)と歩留まりの向上によるASP(平均販売価格)(-25 ~ -40% 削減されている2018-2022)
・トレンチ構造のSiC MOSFETが普及しつつある(ROHM、Infineon、デンソー、富士電機、BYD)
・SiC MOSFETの着実かつ絶え間ない技術改善と性能向上。面積あたりのオン抵抗 (RONxA) は、
~220mΩ・mm2 (第 4 世代、Vdss=1200V) に達しており、これは 650V Si スーパージャンクション
MOSFET (CoolMOS C7) の RONxA の約 1/4 である。
・半導体メーカーの分類
– 垂直生産統合のトップリーダー(ウェハ→デバイス→モジュール)
– 専用アプリケーション(例、鉄道、自動車Tier-1)のB-to-B
– 一般的な商業/産業アプリケーションのメーカー
オープンレポート内容 (次ページの目次参照)
ベンチマーク: TOSHIBA, ROHM (3rd and 4th Gen), Wolfspeed, Onsemi, INFINEON (CoolSiC M1)
このレポートで対処する質問:
・SiC ウェハの主要サプライヤーおよび大手な SiC トランジスタ メーカー
・SiCトランジスタの技術進化および性能向上動向
・SiC MOSFET は値下がりしていますか? ASP(平均販売価格)が下がる傾向はありますか?
・SiC と Si系のトランジスタのコスト/価格比は? 2018年から変わった?
・短絡 (SC) の耐性と短い耐性時間について
・大電流(Id~200A)パワーモジュールに使用される大面積SiC MOSFETの製造歩留まり低下への対策
レポートパンフレット
SiC MOSFETs調査・ベンチマークレポート(2022年版)
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