LDO:ローム製 BD933N1WG-CTR 回路解析レポート
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X線写真 |
Chip Overview |
レポート概要
近年、自動車分野においては、電気自動車や自動運転技術の進歩に伴う技術革新により、電子部品の搭載数は年々増加しており、回路の安定動作はそのままに、コスト、低消費電力化、小型化の点から、搭載部品(コンデンサ)の削減の要望が増えている。
2022年に発売されたローム 「Nano Cap™」「QuiCur™」技術を採用した製品で、車載LDOレギュレータICとして電源回路のコンデンサ容量低減、応答性能の向上を実現している。
本レポートでは、 ローム製 BD933N1WG-CTR にて回路解析を行い素子レイアウト、回路構成を明らかにしています。
製品特徴
・45V耐圧、出力電流150mA、消費電流28μA(Typ) 、出力電圧は精度±2.0%
・ROHM独自の回路技術「Nano Cap™」「QuiCur™」を用いた低暗電流リニアレギュレータ。出力コンデンサは100nF(Typ)から使用可能で、小容量でも圧倒的な過渡応答を実現している。
・今回の回路解析結果から、回路の特徴として、LDO内のエラーアンプを2段構成にすることでの周波数特性の向上。一般的なLDOで使用される電圧帰還による制御に加え、DC-DCコンバータで使用される電流帰還による制御(低抵抗による電流検出)を加えていることが確認できている。
解析内容
・PKG、X線、チップ全体写真(各層) ・PDF版回路図 ・回路図データ(EDIF形式) ・素子サイズ測長あり ※Nano CapTM、 QuicurTMに関する回路機能についての回路解析レポート (右下ブロック図赤枠部) |
データシートブロック図 |
レポート価格
価格: ¥1,240,000 (税抜) 発注後1weekで納品
レポートパンフレット
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